無印良品の木の家の冷暖房は、本当に悩ましかった。。
僕を悩ました点は、リビングに大きな吹き抜けがあるから!
吹き抜けは寒い!とか、冷暖房効率が悪いとか、色々話を聞きますからね。
そのため、エアコンを選ぶ際には、特に悩みました。
インターネットで検索をたくさんして、調べまくりました。
今日は、吹き抜けの家のエアコンの選ぶ際のポイントと実際に夏場と冬場を過ごしてどうだったのかを、詳しく書いていきます。
具体的には、
- 僕がエアコン購入時に心配していたこと
- 心配してたことに対してどうやって対策したか
- 実際に夏場を過ごしてどうだったか
- 実際に冬場を過ごしてどうだったか
など、エアコンのことについてたっぷりと書いていきます🎃
【2022年3月追加】
無印良品の木の家にもう7年以上住んでいますが、ほぼ同じ時期に親戚が○サワホームで家を建てました。
結構行き来するんですが、本当に無印良品の木の家は暖かい!
最近は、冷暖房器具はエアコン一本です。これで朝も十分に暖かいです。
最近、なんでこんなに暖かく感じるんだろうと思ったら、理由は3つと考えました。
- エアコンをパワーのあるものを選んだこと
- 気密性の高いこと
- 吹き抜け構造なこと
吹き抜け構造ってエアコンの利きが悪いとか言われますが、実はあれは間違いだと思っています。
吹き抜け構造であってもきちんと空気が循環すれば家全体が暖かくなるため、部屋を移動しても常に暖かい。
一方で仕切りのある家は、一部はすぐに暖かくなるんですが、別の部屋、廊下、トイレなどが全て極寒。
暖かく過ごしやすい家 = 暖かく快適に過ごせる家なのです。
吹き抜けの家の冷暖房を選ぶ際に悩んだ点
吹き抜けの部屋は寒いらしい(寒さ対策)
調べていると吹き抜けはどうやら寒いらしいという情報がチラホラと・・・
無印良品の木の家は、太陽光を室内に多く取り入れる設計になってます。
そのため、昼間の寒さは問題ないんですが、問題は夜です。
端的に言うと、暖かい空気は上がりやすいので、冷たい空気は自然と下に降りてくるんですよね。
そのため、エアコンの暖房を入れても、吹き抜け場合、暖かい空気は上にどんどんあがります。
吹き抜けは冷房が効きづらい(暑さ対策)
寒さだけでなく、冷房も効きづらいという情報もありました。
上にも書いていますが、暖かい空気はどんどん上に上がるので、1階涼しいけど、吹き抜けの2階は暑い可能性があるということです。
1階メインの生活であればそれでいいと思うんですけど、2階に趣味のスペースなどがあると、2階も涼しくしたいですよね。
うちは、2階にフリースペースや洗濯物の部屋干しスペースがあるので、出来るだけ涼しくしたいと思っていました。
1階のエアコンの設置場所・台数
次は、設置台数と設置場所についてです。
1階の間取りと設置場所は候補は以下の画像の通りです。
設置場所の候補はピンクところです。
また、1階には、エアコンを1台しか入れないと決めていました。
冷暖房能力が高いエアコンが1台あれば何とかなるだろうし、2台も入れたくなったかからですね。
ただ、変な場所エアコンを付けてしまうと、冷暖房の効率も悪くなってしまうというところが懸念事項でした。
2階のエアコンの設置場所・台数
2階については、以下のような間取りになっています。
ご覧の通り、うちの無印良品の木の家の2階は、部屋が多いです。
寝室は最低限必要として、全ての部屋にエアコンを置くかどうか悩ましいところです。
全ての部屋にエアコンを設置すると費用も高くなりますね。
一方で2階は部屋の仕切りがないところもあるので、1階のエアコンの空気を共有できる可能性があります。
例えば夏場であれば、1階のエアコンの涼しい空気を上げられれば(熱い空気を1階に落とせれば)、多少暑いくらいの気温にできると思っていました。
また、2階の窓を開ければ、春〜夏場であれば、風通しが期待できます。
風通しが良ければ、エアコン無しで凌げる部屋もあるなと。
一方で、冬場は1階のエアコンの暖かい空気が2階に上がるので、
全部屋にエアコンは必要無い可能性ないかも?と思っていました。
エアコンの冷暖房能力(大きさ)
次に、どの程度パワーのあるエアコンにするかです。
2階の寝室は、寝るときしか使わないので、特に悩んでいません。
が、1階は超悩みました。。。
1階は2階の仕切りがない部屋の冷暖房も一部兼ねます。
ただ、張り切って、冷暖房能力が高いものにするとかなりお値段も高くなってきます。
一方で、ケチってパワーが低い物を買って、全然冷暖房が効かないとなると・・・ゾッとします😷
吹き抜けの場合、天井がない分、冷暖房能力が高いエアコンが必要です。
冷暖房以外の機能と消費電力
機能や消費電力も気にしました。
1階は使用頻度が高いので、省エネのものを考えました。
あと、僕は肌が乾燥しやすいので、加湿機能を搭載しているものが気になっていました。
また、木の家は乾燥しやすいとどこかのブログでみたので尚更です。
しかーし、無印良品の木の家は、乾燥しやすい家ではありません(笑)
どちらかというと、木の性質から、乾燥しづらい分類です。
吹き抜けのエアコンを購入!設置場所など、取り付ける際に考慮した点
将来エアコンを取り付ける場所
これ、重要です。
まず、エアコンを取り付ける壁には補強が必要です。
また、最近では、エアコン用のコンセントも必要ですし、壁に穴を空ける必要があります。
そのため、将来的にエアコンを設置する可能性がある場所は、事前に検討して、無印良品の家の方に伝えましょう。
もし無い場合、コンセント設置やその他付帯工事で、数万円は確実にかかります。
ちなみに、壁の補強はテレビを壁掛けにする場合にも必要ですゾ
吹き抜けの家に購入したエアコン
1階の吹き抜けリビング用
最終的に購入したエアコンはこれです!
ダイキン うるさら7 AN63RRP-W
選んだ理由は、
- 加湿機能
- 省エネ
- 業務用でも使われているダイキンというブランドの安心感
です。
サイズ的には20畳用です。
もう一回り小さい物でも良さそうでしたが、こちらにしました。
理由は、
- 失敗はしたくなかった
- パワーのあるものを風量弱めにした方が機械にとって負担にならない(らしい)
からです。
2階の部屋
2階は、寝室のみ設置です。
パナソニックのリーズナブルな金額のモデルにしました。
小さな部屋であれば、電気代も大して変わらないと思います。
普通の機能・性能のエアコンを購入しておけば問題ないですね。
もっと細かく書くこともできますが、何を買っても大丈夫だと思いますので、詳細は割愛します(笑)
エアコンの選定のポイントと悩んだ点の解決策
吹き抜けは寒いらしい(寒さ対策) -> シーリングファンで暖かい空気を1階に送る
エアコンの暖房を入れても、吹き抜け場合、暖かい空気は上にどんどんあがります。
では寒さ対策はどうするのか🙄
と、このときに効力を発揮するのがシーリングファンです。
冬の場合でも、エアコン+シーリングファンを使うことで、上に暖かい空気が上がりづらくします。
最終的には僕らは取り付けませんでしたが、「オイルヒーター」も候補にあがりました。
機密性の高い無印良品の木の家でも安心しても使える暖房機器です。
たしかに暖かく、床に沿って暖かい空気が流れてくるので、1階も暖まりやすいんですよね。
入れなかった理由は、
吹き抜けは冷房が効きづらいらしい(暑さ対策) -> 2階を涼しくするときはシーリングファンを回す
ほぼ↑が解決策になっています。
吹き抜けのシーリングファンを回さない状態で1階のエアコンを入れると、
- 冷たい空気は下に行くので、1階はかなり涼しい
- 暖かい空気は上に上がるので、2階は暑い
という状態になります。
1階がメインの居住スペースであればこのままでOKですよね。
一方で、2階も涼しくしたい場合は、シーリングファンを回します。
そうすると、2階の暑い空気が下りてきます。
シーリングファンをオンにしたときは2階の熱気が下りてくると思いますが、
少し待てば1階と2階の温度の差も無くなってきます。
さらに涼しくしたい場合は、エアコンの温度を下げていけば家全体が涼しくなるでしょう!
エアコンのパワーが必要になりますが、これは仕方ないでしょう。
1階のエアコンの設置場所・台数 -> 設置場所を工夫して1台に
エアコンの設置場所は当初より変更はせず、ピンクのところにエアコンを設置しました。
設置場所は無印良品の家の方に決めて頂きましたが、ここであれば家全体に空気が流れそうだなと。
リビングにもダイニングも近いですし、エアコンから離れている白いスペース(和室スペース)にも風が届きます。
空気をさらに循環させたい場合は、3000円くらいでアマゾンでサーキュレーター買えばいいですしね!
2階のエアコンの設置場所・台数 -> 寝室のみ設置するが、今後設置できるように事前工事しておく
最終的に、エアコンは寝室のみ取り付けました。
他の部屋については、今後必要になったら取り付ければいいと思って付けていません。
ただ、他の部屋(洋室、フリースペース)には、エアコンを取り付けるためのコンセントと穴を事前に工事しました。
こうすることで、エアコンが必要になったときも家側の工事は不要になります。
吹き抜けにエアコンを取り付け!実際に暮らした感想と今後の計画
で、エアコンの選定はどうったのか?です。
結論は、「正解だった!」です😊
春を過ごして
春はほぼエアコンは不要ですね。
多少暑いかなーという時でも、エアコンは不要で、シーリングファンで十分です。
夏を過ごして
まずは1階のエアコンですが、真夏の暑い日にエアコンを入れています。
風のある日やそこまで暑くない日は、窓を開けて、シーリングファンをつけています。
とても暑い日で、かつ、1階のリビングにしかいないときは、「エアコン On」「シーリングファン Off」です。
これで1階は涼しいです。が、上はとても暑いです(笑)
友達がきたり、2階にもいるときは、「エアコン On」「シーリングファン On」です。
シーリングファンをオンにすると、思った通り、2階の空気が1階に降りてくるため最初はムッとしますが、そのうち家全体が冷えてきます。
ただ、シーリングファンで吹き抜けの上にある暖かい空気を1階に落として循環させるだけだと、室内の温度が均一になるまでに少し時間がかかりますね。
もっと早く冷やすためには、下にある冷たい空気を吹き抜けの上に上げる必要があります。
この役割をするのがサーキュレーターという機械。詳細は下に下記ました。
また、ダイキンだと、「快適設定」みたいなモードがあります。
これにすれば、ほぼ放置で快適な室温にしてくれます。
めちゃくちゃ楽です😛
次は寝室の2階のエアコンです。
寝室のエアコンはもちろん寝るときだけです。
ただ、2階の洋室(ドア付き個室)はやっぱり暑いですねw
というのも、洋室以外は吹き抜けで1階と繫がっているので、シーリングファン回して、エアコンも強めにかけるとそれなりに涼しくなりますが、洋室は扉があるため冷たい空気も届きづらいんですよね。
洋室はエアコンを取り付けようかなと思っています。
秋を過ごして
残暑が厳しい時はエアコンは弱で付けるくらいで問題無いですね。
冬に近づくにつれ寒くなってきますが、そのときもコタツで十分でした。
お友達が来て、少し寒いな?という時だけエアコンを付けています。
が、そこまで冷え込んでいなければすぐに暖まりますね。
冬を過ごして
冬場の吹き抜け部分のリビングの冷暖房は、以下のような感じです。(特に寒い日)
- コタツ:常時オン
- エアコン:早朝、陽が出てない時、来客時はオン
家が寒い場合でも、エアコンをオンにして、シーリングファンを回せば、問題なく家全体が暖まります。
エアコンの風流を最大にしなくても比較的早く暖かくなります。
また、ダイキンのエアコンは、加湿設定にしていると加湿器が不要なくらいの湿度です。
大きな加湿器を買いましたが、使用頻度は高くないですねぇ〜。。これは予想外でした。
今後の計画
まず冬場ですが、吹き抜け部分の冷暖房は、エアコンだけでほぼ問題ないのですが、暖まるのに少し時間がかかります。
朝だと支度してすぐに家を出てしまうので、暖まる前に家を出てしまうことも多いです。
そのため、ガスヒーターを検討中。
無印良品の木の家は機密性が高いので、石油ファンヒーターは危険です。
ガスの場合、
- すぐに暖まる
- 有害な空気が外に排出される
- 乾燥しづらい
というメリットがあります。
あとは上記でも述べていますが、洋室のエアコンですね!
吹き抜けの家に7年住んで出た結論:冷暖房はエアコンのみが最強
冒頭でも述べましたが、もう無印良品の木の家に7年ほど住んでいます。
で、その後はもう少しでも快適にとダイキンの高い赤外線ストーブなども購入しましたが、快適性はほぼ変わらないですw
それより、やはり感じたのは、家全体をあたたくすることがもっとも快適に過ごせると言うこと。
部分的にめちゃくちゃ暖かいより、家全体が暖かいことや寒くないことの方が重要なのです。
部分的に温めようと赤外線ストーブを買ったりすると余計に電気代もかかるということも判明しました😇
やはり大きなエアコン一本で家全体を温めるのがもっとも良いという結論行き着きました。
もし追加で部屋などに冷暖房器具を買うときには、エアコンをまずは検討し、次はセラミックヒーターなどの空気を暖める冷暖房器具が1番ですね。
エアコンと組み合わせることで、吹き抜けの冷暖房問題を解決できる、最強アイテム
また、先日、エアコンと組み合わせることで吹き抜けの冷暖房の悩みを完全に解決できるアイテムを見つけてしまった。。
吹き抜けは、暑いや寒いとか、冷暖房効率が悪いとか色々言われますが、それを解決できます。
それは、
ボルネード(Vornado) サーキュレーター 660-JP
です。
「えっ?扇風機みたいなサーキュレーターで解決するの?」と思った思います。
これは普通のサーキュレーターと全然違っていて、
これがあると吹き抜けだろうがなんだろうが、
家中の空気を循環させることができます。
実際に僕も購入しました!
ちょっとお高いんですが、性能的も間違いないし、しかもなんと保証も3年付いています。
安かろう悪かろうより、高性能で長く使える物の方が結果的にお得ですものね。
以下の記事に、
・エアコンに併せてサーキュレーターがなぜ必要なのか
・サーキュレーター選びのポイント
・ボルネードのサーキュレーターが吹き抜けのサーキュレーターとして最強な理由
を書きました。
併せてこちらもご覧いただければと思います。