庭の芝生が穴だらけになっている。。
1年目は青々としてた芝が、2年目に悲惨な状態になりました😫
庭に「小さな穴ぼこがあるなー」と思っていたら、芝が育たない場所が出てきて、
1年目の青々とした芝生がどこかに行ってしまいました(。・ω・。)
犯人は、害虫のヒメコガネ(コガネムシの一種)でした。

http://www.insects.jp/kon-koganehime.htmより引用
庭の芝生が穴だらけになっているのに、こんな大きな虫が出てくるはずがない。
そう思ったと思いますが、これは成虫の姿です。
このコガネムシの幼虫は、土の中で育ち、地上に出てきて、成虫になります。
ヒメコガネには2年悩まされていましたが、原因調査と対策をしたことでほぼ発生しなくなりました。
本記事では害虫ヒメコガネのことを中心に書いて行きますが、実は、「ツチバチ」という小さな蜂も大量発生…
本当に大変でした…
この記事では、以下の内容をまとめていきます📝
同じ事で悩まされている方、同じ事をすれば必ず解決できますゾ
- 庭の芝に害虫のヒメコガネ(コガネムシ)が発生するまでの経緯
- 庭の芝に害虫が発生し、芝が育たなくなった原因
- 害虫を発生させないためにやるべき3つのこと(害虫対策)
青々としていた芝に異変!庭の芝に無数の小さな穴があいている
うちの無印良品の木の家には庭があり、芝を敷いています。
3年くらい前に結構頑張って芝を植えました。
芝を植えたときは、水撒きをきちんとやっていたら、青々とした綺麗な芝が育ちました😍
が、芝が元気だとお手入れも結構大変です🙄
どんどん伸びていくので、2〜3週間くらい一度のペースで、芝刈りしていました。
ちなみに、僕の買った芝刈りはこんな芝刈り機
刈った芝もきちんととってくれる芝刈り機です。
芝刈り機に刈った芝を入れる入れ物が付いています。
ただ、刈り終わった芝は、全て灰色のケースみたいなものに入るわけでなく、細かく小さな芝はとることができません。
そのときは、「まぁ風が吹いたりすれば、そのうちどこかに飛んでいくだろう」くらいに考えていましたw
そして、初めての冬。
当たり前ですが、芝は枯れますね。
このとき、これまでに刈った芝や枯れた芝が結構残っていました。
一般的にはこのときに枯れた芝をきちんととるために、芝を焼いたりするみたいです。
しかし僕は何もしなかったんですよね。
春が来て、そろそろ芝が出てくる頃だなーと思っていたら、なんか庭に小さな穴がポコポコと。
最初は、アリの巣とか小さな虫くらいに思っていたら、どんどん穴が増えていく。
しかも芝が育たない・・・🤔🤔
なぜだ・・・😂😂
インターネットで調べると、庭に穴が出来る場合は、色んな虫の可能性があるみたい。
うちの庭はなんだろうなぁ・・・と思っていると、庭に植えてあるアジサイの木に大量のヒメコガネがいました。

http://www.insects.jp/kon-koganehime.htmより引用
いや、本当にもう、凄い数w
10〜20はいたと思いますね。
また、このヒメコガネの特性を見てみると・・・・
小型のコガネムシ。体色は、暗赤銅色、暗藍色、暗緑銅色など、変異が多い。
マメ類、ブドウ、クリなど、様々な植物の葉を食べる。幼虫は、地中で植物の根を食べて育つ。
芝や農作物を食害することがある。http://www.insects.jp/kon-koganehime.htmより引用
なんと、芝の根を食べてしまうという特長。
植木や野菜に散布するスプレーをかけまくって除去はしたんですが、その年は芝は戻らず、です。
そして、芝が生えているところと、生えてこないところが、はっきりと分かる状態でした。
生えてこない原因は、まさにヒメコガネの特長の通りで、芝の根をムシャムシャと食べてしまうからです。
そのため、芝があるところも根が弱く、芝が剥がれやすくなってしまいました。
おまけに、地面の高さ10cmくらいのところに小さな蜂が飛ぶし、本当に散々でしたw
庭の芝に害虫が発生し、芝が育たなくなった原因
芝刈り機で刈って放置して枯れた芝と枯れてしまった芝をそのまま放置してしまった。
これが発端です。
放置をすると、サッチと呼ばれるものが、土の上に出来ることになります。
サッチとは?
芝生の刈り草や冬枯れした葉、古い根などが土壌の表装や浅い部分に堆積して層を成したものを「サッチ」と言います。
芝生を張った最初の年はほとんどありませんが、2年目以降は冬枯れした葉やこぼれた刈り草がサッチとして堆積し始めます。

https://shibafu.enjoy-gardening.com/satti/より引用
以下のページにとても詳しく書いてありますが、刈りカスなど溜まってサッチになると、害虫がとても発生しやすい環境が出来てしまいます。
つまり、害虫がとても住みやすい、育ちやすい環境ができてしまうんですよね。
これがヒメコガネが大量発生しました。また、ツチバチの発生原因もこれでしょうね。
では、どうやったら害虫を除去して、綺麗な芝を育てることができるのか。
僕がやったことは大きく3つです。
これをやれば間違いなく害虫発生しないと思います。
芝生の穴を防ぎ、害虫を発生させない3つの対策
やることはシンプルで3つです。
この3つをやれば害虫は発生しません。
事実、発生しなくなりました!
- 冬になったら、枯れた芝をきちんと刈る
- サッチが溜まっていたら(枯れた芝が残っていたら)、きちんと除去する
- 春が来る前にきちんと害虫対策をする(スミオチンを散布する)
では、少し詳しく書いて行きます。
ステップ1. 冬になったら、枯れた芝をきちんと刈る
まずはこれですね。
枯れて放置では無く、きちんと枯れた芝も芝刈り機で刈り取りましょう!
芝刈り機であれば、芝を1番短く切る設定にすれば、地面ギリギリまで芝を刈り取り事ができます。
あとは、周りに迷惑で無ければ、芝を焼くという選択肢もあります。
こちらの方が刈った芝の回収も不要だし、完全に枯れた芝を取り去ることができます。
ただ、住宅地だとちょっとやりづらいのが難点。
以前に、少しだけやってみましたが、怖くなってやめましたw
大丈夫だとは思いますが、住宅地は火事が怖すぎる!
上でも紹介していますが、安い芝刈り機でも十分に短くすることができます。
ステップ2. サッチが溜まっていたら(枯れた芝が残っていたら)、きちんと除去する
これがめちゃくちゃ重要です。
枯れた芝、刈った芝は、可能な限りとるようにしましょう!
害虫の住みかを作らさせないということなんですが、
これをやらないとステップ3の害虫駆除の薬を散布しても全く意味ないです。
僕はこれをやらないまま、以下のステップ3をやりましたが、全く意味なかったです。
何度も言いますが、これは本当に重要です。
サッチ除去は絶対です。
逆に言うと、サッチ除去さえやれば、害虫は発生しない可能性(ステップ3不要説)もあります。
ステップ3. 春が来る前にきちんと害虫対策をする(殺虫剤のスミオチンを散布する)
最後に害虫対策です。
春にならないとヒメコガネの成虫は現れませんが、土の中には幼虫がたくさんいます。
こいつらが芝の根をたくさん食べてスクスク成長して、穴を作り、地上に出てきます。
冬の間、つまり、春になる前に幼虫の時にやっつけておく必要があるんです。
で、ヒメコガネ(コガネムシ)に効くのが、これです。
殺虫剤のスミオチン

https://www.amazon.co.jpより引用
コガネムシはもちろんのこと、庭に発生する害虫なら、ほぼこれで駆除することができます。
毛虫、アブラムシとかですね。
もちろん、正しく使えば、芝には影響はなく、害虫のみ駆除できます。
ヒメコガネ(コガネムシ)は、5月頃から成虫になり始めるので、3月か4月上旬までには、スミオチンを使って、駆除しておく必要があります。
殺虫剤のスミオチンは原液になっているんで、原液を水で薄めて散布します。
どの程度薄めるかは、スミオチンのボトルの裏に書いてあります。
コガネムシの場合は、1000倍に薄めて、1平方メートルあたり、3リットル散布する必要があります。
害虫を駆除するスミオチンの散布方法
農薬を散布する範囲が広くない方:ジョーロでOK
芝のスペースが大きなければ、ジョーロの散布でも台状です。
僕は庭に散布するときはジョーロで散布しました。
芝のスペースが広い方(散布する範囲が広い方):噴霧器(散布機)を使えば劇的に楽になる!
庭が狭い場合は、ジョーロで問題ないんですが、広い場合はアホみたいに時間がかかりますw
ちなみに僕はジョーロで最初は散布していて、本当に時間かかっていました。
そのときに大活躍するのが、噴霧器(散布機)です。
広い庭の芝にスミオチンを散布する場合は、絶対に、噴射機(農薬散布機)使うべき!
こんな感じで、農薬が散布できます。


基画像は、https://www.amazon.co.jpより引用
なんと、わざわざ、じょうろに水を汲む必要がない!
革命的過ぎる!イノベーションです(笑)
ジョーロだと重いんですが、これなら女性でもできますね。
なお、かんたん液肥希釈キットは、別の農薬を散布するものですが、
「おーいお茶」のペットボトルを容器としてセットできます。
水で4倍に薄めたスミオチンをセットすれば、さらに250倍に薄められ、1000倍に薄められたスミオチンがでてきます。
かんたん液肥希釈キットの使い方は、別記事でも紹介しています♪
農薬の薄め方なども説明しますので、不慣れな方はどうぞご覧ください😁